韓国での調査2006/07/19

オナラ オナラ アジュオナ・・・
チャングムの曲を今日は20回くらい聴いた。

韓国での仕事は本当に楽しかった。南の順天と真ん中の洪城なんだけど、言葉は通じないが一緒に生きもの調査をしたりしていて、熱いモノを感じた。ハートが熱い国民性というのも分かった。(でもソウルは空港の職員も偉そうでスノッブな感じ)

韓国を理解するには歴史を理解しないといけない。ここ100年あまりはとても辛い歴史がある。日本が経済的に豊かになったのも、朝鮮戦争の特需景気があったからで、隣人の命と引き替えに経済的豊かさを得たことを知らなくてはならないと感じた。
民主化運動の広場にも立ち寄った。多くの犠牲者の墓と生々しい虐殺の写真も展示されていた。今、アラブの貧しい国の人たちがアメリカやイスラエルに殺されている状況が頭に浮かんだ。それに反対を言えない弱い日本・・・

くらい日記になりそうなので、明るい話題も。私はチャン・ドンゴンに似ていると言うことで、可愛がられた。国際会議後の懇親会ではステージに上がり、ムエタイのワイクーという踊りを披露したりもした。韓国の親子連れたちと生きもの調査をした。教育テレビの取材を受け、農業以外のことまで喋ってしまった。韓国も日本もアメリカから独立して、正しいこと、間違っていることを言える国になれるようにと。それがアメリカと本当の友人になるということなのだから・・・

色々感じたことがあった。書ききれない。とにかく韓国にムエタイの音楽そっくりのモノがあり、それを聴いたら勝手に身体が動いて、変な日本人が一人いるぞ!と言うことになり、別の場所に行った時も踊りをリクエストされ、ムエタイとフラメンコを融合した踊りをやった。踊る阿呆に見る阿呆・・・朝昼晩とキムチ。夜シャワーを浴びていたら水が止まり、シャワールームで1時間フルチンで腕立てや膝蹴りの練習。流せない石けんが肌を刺激して痛かった。
韓国語もだいぶ覚えたかも。

シルチロンイが何か分かりますか?

写真:生きもの調査親子班との記念撮影。他に水質班、水生生物班、カエル班がいました。

6月は最盛期2006/06/12

今月に入ってから千葉、伊豆、山梨、佐渡と田んぼ巡りしている。箇所でいうと12の圃場を巡った。まるで四国の巡礼だな。
スローライフな私には珍しく、今月は休日無し。独立を決めてからは何かオファーがあったら、空いている日にどんどん予定を入れてしまうので、こんな事に。全て好きな仕事だから出来るのだろうけど、さすがに疲れた。mixiで日記を書けなかったのも、時間が取れなかったからで。
では、なんで今日記を書けるのかというと、W杯の影響で、クラスが休講になったから。寂しいけどやっと時間が出来た。

今週、来週と小学5年生140人相手に、田んぼの生きものの授業を担当するので、これからはその資料づくり。間に合うのかな?徹夜するとキックのインストで怪我をしそうなので、最低3時間は寝るようにしている。

それにしても昨日、一昨日の佐渡出張は刺激的だった。佐渡の人たちのパワーと暖かさ。凄かった。調査中にシマヘビを掴んで持ち上げたら、ヘビが苦手という強そうな農家の人が私から7mくらい離れてしまった。夜はホタルを見たり、佐渡に移住した友人が我々若者衆を家に呼んでくれたりで仕事を忘れそうだった。そしたら今朝、田んぼ用の長靴を宿泊所に忘れてきたことが判明。

棚田2006/03/16

2月の寒い棚田で、求愛の歌を歌うヤマアカガエルの雄
 棚田と呼ばれる田んぼがある。小学校の頃、山の斜面に作る段々畑って習ったと思うけど、それと近い。斜面だけじゃなくて、谷間にも作るから、谷津田って言ったりもする。
 稲作を行う上で、地理的にも什器が入らず、日当たりが今一つで、冷たい山水を使うから生産効率が悪い。お陰で経済効率優先の世の中から置いていかれ、基盤整備(コンクリートで水路を固めたり、暗渠排水を作ったり)もされず、農薬化学肥料も撒かれる前に放棄された。これがとっても重要で、お陰で絶滅が心配されるタガメやゲンゴロウ、その他珍しくなった生きものたちがひっそりと生き延びている。
 そんな中、棚田復元プロジェクトが定年で暇になった団塊の世代たちによって広まろうとしている。上手く広まれば地域の活性化や人と生きものが共生した豊かな里山が復活する。悪い方に行くと、無知な人が農薬を撒いたり、工事したりして、生きものを絶滅させたり、土壌微生物という将来世代への財産が失われる危険性がある。
 棚田の生きものを見に行くたびにそれら生きものの子孫が、自分の子孫たちと一緒に暮らしていける世の中にしなくてはと思う。